知っていますか?お米ができるまで

レポーターの飯沼です

2015年、春。
安曇野へやってきたあづんど村編集部。

まずはじめに取り組んだのは、お米づくり!
地元農家さんのお力をお借りして
みなさんに美味しいお米をお届けしたいと思います。

そんなお米づくりの半年間をスタッフの飯沼が突撃取材。
安曇野からレポートいたします。

レポートその2 5月 水入れ・代掻き

気持ちよく晴れ渡った、5月ゴールデンウィークの早朝。
松川村の森さんの田んぼを訪ねました。
さあ今日はどんなお話しが聞けるのでしょうか。

苗の根張りは、作り手の粘りから

飯沼おはようございます!本日はどうぞよろしくお願いします!

よろしくお願いします。

飯沼今日は代掻きですね。
その前に、森さんの苗の育ちっぷりを拝見してもよろしいでしょうか。

ええ、いいですよ。それじゃ、ハウスの方へどうぞ。

飯沼おじゃまします!(ハウスの中へ)は〜。すくすく育ってますね。

今年の苗はいいよ。4月は気温の変化が激しくて大変だったけど、
根張りもしっかりしてる。こんな感じでさ。(根っこを見せてくれる)

飯沼これは立派ですね!根っこの張り具合は、やっぱり大切ですか?

苗半作と言って、お米づくりの半分は苗で決まるんです。
根張りがよければ、栄養をたっぷり吸っておいしいお米になるんだね。
だから私たちも粘り強〜く手間ひまかけて、苗に向き合っています。

飯沼苗の根張りは、作り手の粘りから…勉強になります!
今年の出来には期待できそうですね!

はい。期待してください!

この年になっても、松川の自然に教わってます

さぁ代掻きをはじめましょう。

飯沼代掻きはどんな作業になりますか。

代掻きでは、田んぼに水を張って、
土を細かく砕いて掻き混ぜていきます。
土の表面を平らにすることで、苗がむらなく育つんだね。

飯沼苗はそのまま田んぼに植えちゃえばいいのかと思いがちですが、
田植えの前にも手間がかかってますね。
それにしても松川村は、ほんとうに素晴らしい風景ですね。

今日なんかは晴れて風もないから。ほら「さかさアルプス」が見えるよ。

飯沼わぁ!さかさ富士ならぬ、さかさアルプス。いや〜心が洗われます。

自然はいろいろ教えてくれますよ。「雪形さがし」って知ってますか。

飯沼なんでしょうかそれ…?

春になって雪解けすると、
アルプスの山肌に雪の溶けた跡が模様になってでてくるんです。
その模様が農作業の時期を知らせてくれる。
「種まきじいさん」(おじいさんの形)とか「代掻き馬」(馬の形)とかね。笑
昔の農家の知恵ですよ。

飯沼面白いですね!農業って、ほんとに日々、自然と対話する仕事ですね。

ええ。この年になっても、日々松川の自然にいろいろ教わってます。
生きていく喜びも、もちろん厳しさも。だけどこの松川の恵みがあってこそ、
美味しいお米がつくれるんです。
だから生かしてもらっている感謝を忘れちゃいかんです。

飯沼は〜当たり前なんだけど、すごいお話です。
そういう感覚って、都会に住んでたりするとなかなか分からないですよね。
森さん、今日はほんとうにありがとうございました!

はいはい!またきてくださいね。

いいぬまメモ IINUMA MEMO

ベテラン農家森さんのおはなし、
心に沁みました…!
自然の中で暮らす人は、謙虚なんですね。
次回はいよいよ田植えです。
べんきょう、べんきょう!

プロジェクトメンバー

  • 浅川 拓郎さん

    30代の若手あづみ農家。
    食者如帰(食う者帰るが如し)をモットーに、作物を通してふるさとに帰ったような安心感を届けたいと、日々奮闘中。豊かな水と有機肥料中心の土で育てたお米は5年連続モンドセレクション金賞を受賞。

  • 森 平蔵さん

    日本一の男性長寿の里、松川村にて60年間お米を栽培するベテラン農家。鈴虫が生息するほど自然豊かで、お米の生産に適した松川村。
    そんな松川村の中でも厳しい基準を満たした厳選ブランド「鈴ひかり」を栽培する。

  • だいにち堂 農業事業部飯沼 宏

    安曇野市穂高在住の、だいにち堂“新米”社員。
    いつもメモを持ち歩く勉強家。
    半年間、農家さんの田んぼにおじゃましてお米作りの様子をみなさんにお届けします!